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展覧会

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第29回特別展 生誕120年記念芹沢銈介

第29回特別展 生誕120年記念芹沢銈介

芹沢銈介は明治28年(1895)に静岡県静岡市の呉服太物卸商の家に生まれました。幼い頃から画家になることを夢見ていましたが、大正2年(1913)に東京高等学校(後の東京工業大学)図案科に入学し、デザインの道へと進みます。昭和2年(1927)、柳宗悦との出会いが転機となります。同年の朝鮮半島への船旅の最中に柳の著した「工藝の道」を読んで感銘を受けたこと、また、翌年の東京・上野公園の御大礼記念国産振興博覧会特設館「民藝館」において沖縄の紅型風呂敷に深い感動を覚えたことで、染色作家への道を志すようになりました。昭和6年には芹沢は柳の依頼を受け、民芸運動の雑誌『工藝』の装幀を毎月500部以上、1年間にわたって受け持ちました。この経験から型染の仕事を確かなものとし、その後多くの本の装幀を手掛け、また作品を生み出し、昭和31年には「型絵染」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。今回の展覧会は平成27年に東京都・駒場の日本民藝館で開催された、生誕120年を迎えた染色家・芹沢銈介の展覧会を再構成したものです。型染を主にした作品に加え、その作品の理解を深めるため、芹沢が筆で直に描いた肉筆作品と芹沢の蒐集品を、日本民藝館、静岡市立芹沢銈介美術館などの作品から約140点展示し、初期から晩年までの作品を通して芹沢の創造の世界を紹介します。

開催期間
2016年10月04日(火)
〜2016年12月04日(日)
観 覧 料
一般300 円 高大生 200 円 中学生以下、 豊田市内在住・在学の高校生、70 歳以上の方、障がい者は無料(要証明書)
会  場
第1・2民芸館

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