展覧会
※この展覧会は終了しました。
第79回企画展 民窯展-無名の職人たちとその仕事-
「民窯」とは一般民衆が日々の生活の中で使う器や道具などを焼く窯、またはそのやきもの自体をさします。「民藝」という言葉とともに昭和初期から柳宗悦を中心に用いられた言葉です。民窯はそれまで鑑賞対象であり、洗練された美が主体であった茶陶器などに対し、江戸時代後期から明治にかけて大量生産された普段使いの雑器にそこでなくては生まれない素朴で自然な美を表す言葉として、柳らの民藝運動とともに広く使われるようになりました。
今回は愛知県の瀬戸焼や常滑焼はもちろん、北は岩手県の久慈焼、南は沖縄県の壺屋焼まで、現在でも営んでいる窯、すでに活動をやめてしまった窯のものの中から、職人の手仕事によるやきものを約250点展示紹介いたします。形や色など地域性に富んだやきものをどうぞお楽しみください。
【館蔵品民窯】
久慈(岩手)、白岩・楢岡(秋田)、新庄東山・平清水・成島(山形)、堤(宮城)、相馬・大堀相馬・会津本郷(福島)、松郷屋(新潟、益子(栃木)、笠間(茨城)、飯能(埼玉)、三助(富山)、九谷(石川)、越前(福井)、松代(長野)、美濃(岐阜)、瀬戸・常滑・犬山(愛知)、伊賀丸柱(三重)、信楽(滋賀)、赤膚(奈良)、丹波立杭(兵庫)、牛ノ戸(鳥取)、出西・布志名・湯町・母里・石見・柚師・錦山(島根)、備前・大原・酒津・羽島(岡山)、萩・堀越(山口)、御厩(香川)、砥部(愛媛)、内原野・能茶山(高知)、二川・高取・小石原(福岡)、有田・伊万里・弓野・黒牟田・唐津(佐賀)、小鹿田(大分)、小代(熊本)、平佐・苗代川・帖佐・龍門司(鹿児島)、壺屋(沖縄)
- 開催期間
- 2011年12月13日(火)
〜2012年03月04日(日) - 観 覧 料
- 無料
- 会 場
- 第1・2民芸館