年間スケジュール
【開催中】「おいしい民窯 -食のうつわ-」
- 開催期間
- 令和7年1月11日(土)〜5月25日(日)
- 観 覧 料
- 展覧会ページをご確認ください
- 会 場
- 第1・2民芸館
「民窯(みんよう)」とは、一般民衆が日々の生活のなかで使う器や道具などを焼く窯、またはそのやきもの自体を指します。民窯という言葉は「民藝」という言葉とともに昭和初期から広く使われるようになりました。今回の展示では、愛知県の瀬戸焼や常滑焼はもちろん、北は岩手県の久慈焼、南は沖縄県の壺屋焼まで、職人の手仕事による食にまつわるやきものを紹介します。
写真:瀬戸本業窯のやきもの

【次回】「海のシルクロード 絣の道」
- 開催期間
- 令和7年6月28日(土)〜9月21日(日)
- 観 覧 料
- 有料
- 会 場
- 第1・2民芸館
絣は模様となる部分を、糸の段階で括って防染し、あらかじめ染め分けてから織り上げた布であり、その装飾技法です。この防染した部分がかすれた風合いに織りあがることから絣と呼ばれます。それはインドを源流とし、シルクロードを経てヨーロッパ・中国まで及び、また、インドから南に下ってインドネシア・フィリピンなどを経て沖縄へ伝わり、そこで技術が花開いたのち、日本各地に普及しました。この日本への伝播は航路によるもので、まさに「海のシルクロー ド」といえるでしょう。今回は個人コレクターの蒐集品より、インド源流の絣がどのように伝播していったのか、その「絣の道」とともに世界の絣作品を紹介します。
写真:幾何文経絹緯木綿経絣チャパントルキスタン(アフガニスタン)

「鈴木繁男 手と眼の創作」
- 開催期間
- 令和7年10月11日(土)〜令和8年1月12日(月・祝)
- 観 覧 料
- 有料
- 会 場
- 第1・2民芸館
柳宗悦の唯一の内弟子である鈴木繁男(1914-2003)は、柳にその非凡な才能を認められて1935年に入門し、工芸や直観について厳しく教育されました。鈴木による仕事は漆絵、陶磁器、装幀など多岐にわたりますが、特筆すべきは雑誌『工藝』の装幀でしょう。一つひとつ和紙に漆で描かれた表紙は、多くの民藝の関係者や読者を驚かせました。
本展は日本民藝館(東京)で開催された「鈴木繁-手と眼の創作」の巡回展として開催します。これまで認知されることの少なかった工芸家・鈴木繁男の多彩な仕事とその蒐集品を紹介します。
写真:『工藝』第100号 鈴木繁男装幀 1939年 日本民藝館蔵

ふたつの特集展示:「本多静雄と杉本健𠮷」「館蔵品による芹沢銈介」
- 開催期間
- 令和8年2月上旬〜5月下旬
- 観 覧 料
- 有料
- 会 場
- 第1・2民芸館
豊田市名誉市民で実業家、日本有数の古陶磁研究家として知られる本多静雄(1898-1999)と名古屋市出身の画家・杉本健𠮷(1905-2004)。本展では、杉本の絵画をはじめ、杉本が手掛けた本多主催のお茶会や創作狂言に係る作品など、二人の深い交流と文化活動に焦点をあてた展示をおこないます。
また同時開催として、日本を代表する染色家・芹沢銈介(1895-1984)の作品を、当館所蔵品によって特集展示します。
写真:杉本健𠮷 社頭蓮池 1979年 豊田市蔵
